PPPビジネスⅤ
PPP Business V
担当者
Instructor
矢部 智仁(ヤベ トモヒト)/Yabe Tomohito
年度
Academic Year
2018時間割
Schedule
秋土5/Sat5,Fall 授業コード
Class Code
XM22124601 単位数
Credit
2
授業科目区分
Subject category
科目ナンバリング
Numbering code
授業回数
Class frequency
受講対象学科
Department for enrollment
経済学研究科公民連携専攻修士課程
【サブタイトル(Sub-title)】

都市・地域に魅力を抽出・挿入し経済を活性化するまちづくりケースとその理論

【講義の目的・内容(Course Purpose and Description)】

今、時代は大きく変化しています。
時代時代の要請に応えようとした先人の努力により、暮らしを豊かにする十分な資産を積み上げてきた日本社会。しかし、社会構造の変化にともない成長・拡大を前提とした従来型の計画・開発手法では解決できない課題があらわれています。従来型の計画・開発から自分たちの手で自分たちの営みの場を創る「まちづくり」へという方向転換は、その現れのひとつといえます。
実際に各地で始まっている公民連携による各々のまちづくりプロジェクトにおいては、その志と経済性の両立は必須のテーマでありますが、その実現は極めて困難なことです。
本講座の内容は、都心部から過疎の村まで全国で行われている民間主導、公民連携のまちづくりプロジェクトのケーススタディを通して、実践的かつ実戦的なノウハウの取得を目指すとともに、まちづくりビジネスにおける基礎的な知識、例えば不動産マーケティングと不動産活用、エリアマーケティング、エリアプロデュース&マネジメント、まちのコンテンツづくり、という既存の学問体系に含まれない、ソフトを重視した生きたまちづくりの知識を多く含んでいます。

【学修到達目標(Learning Objectives)】

■「わがごとの精神」
現在の日本社会及び各都市の課題を発見する能力を身につけることを通じ、周辺の事象を自らの課題として把握し、その解決に向け行動することができる。

■「目前の事象から課題抽出と問題解決の能力」
都市経営における問題解決を遂行できる力をつける。フィールドワークによって目前の事象を抽出、理論を重ねて理解し、問題解決を計画的に遂行することができる。

【講義スケジュール(Schedule)】

【サブタイトル(Sub-Title)】
 都市・地域に魅力を抽出・挿入し経済を活性化するまちづくりケースとその理論

【講義スケジュール(Lecture Schedule)】
<講義全体を通じてのテーマ 不動産をどう扱うかをベースに、変化を創り出すエリアプロデュース&マネジメント>

第1講 まちづくりの定義と視野、今期の本講の概略
第2講 まちづくりビジネスとリノベーションまちづくり
第3講 都市経済学の基本理解と不動産の価値
第4講 ブランディングとマーケティングの基本理解
第5講 生活者の変化を考える。社会、価値観の変遷と「市場」の変化
第6講 エリアマーケティング。考現学とその応用
第7講 まちづくりにおける行政の役割、民間の役割
第8講 まちづくりを具体的に進める組織組成(PPPエージェント)
第9講 ゲスト講師によるオムニバス講義①ゲスト予定  エリアマーケティングとその要素1
第10講 ゲスト講師によるオムニバス講義②ゲスト予定  エリアマーケティングとその要素2
第11講 ゲスト講師によるオムニバス講義③ゲスト予定  エリアマーケティングとその要素3
第12講 ゲスト講師によるオムニバス講義④ゲスト予定  エリアマーケティングとその要素4
第13講 ゲスト講師によるオムニバス講義⑤ゲスト予定  エリアマーケティングとその要素5
第14講 ゲスト講師講義の振り返りと要点の抽出
第15講 ゲスト講師講義の振り返りと要点の抽出と今期の講義振り返り

※第9講ー第13講のゲスト講師については、都度まちづくりビジネスの最先端で活動する人物を招聘する。
2017年度の実績は「市来広一郎氏(熱海市での実践者)、岸本千佳氏(京都市の不動産事業者)、岩本唯史氏(ミズベリング) 、鎌田千市氏(PPPスクールOB、紫波町職員)、吉里裕也氏(リノベリング、東京R不動産)」であった

【指導方法(Instructional Methods)】

前半は、個別のケースを体系的に理解する上で必要な基礎的な知識の確認を行う。
後半は、実際のまちづくりプロジェクトのシェアと都市計画、都市・地域経営、不動産学との関係、実社会とビジネスへの応用等についてディスカッション及び質疑応答を行い、習得を促進する。
情報提供はスライドヴィジュアル等による解説を中心にし、内容をできる限りわかりやすく講義を進める。
また、各講義テーマ毎にディスカッション及び質疑応答を行い、習得を促進する。加えて、多彩なゲスト講師によるオムニバス講座により広範な実践的な知識を得る。

【事前・事後学習(Self-study before/after classes)】

事前学習
日常的に国内外のまちをよく歩き、よく観察し、人と話すことを励行する。
社会風俗の変化に敏感になるよう、新しい音楽、ファッション、お店、メニュー、ことば等々を楽しむ生活を心がける。
参考書籍の中で、関心があるものを読む。

事後学習
学んだことを自分の身の回りで実行してみることが重要です。
そして、現場で体験したことを元に再び考える習慣を身に付けてください。

【成績評価の方法・基準(Methods of Evaluation and Grading Criteria)】

・授業中のディスカッション、質疑応答への参加による議論への貢献度
・ゲスト講師によるオムニバス講座ごとのレポート提出とその内容
・課題発表におけるプレゼンテーション等から課題の理解度と内容
を総合的に評価する。

【受講要件(Pre-requisites)】

 

【テキスト(Textbooks)】

各回のテーマに沿って講義中に配布する関連資料

【参考書(Reference Materials)】

『リノベーションまちづくり』清水義次(学芸出版社)
『都市経済学』山﨑福寿・浅田義久(日本評論社)
『都市・地域経済学への招待状』佐藤泰裕(有斐閣)
『はじめてのマーケティング』久保田進彦・渋谷覚・須永努(有斐閣)
『年収は住むところで決まる雇用とイノベーションの都市経済学』エンリコ・モレッティ(プレジデント社)
『都市・地域の経済学』フィリップ・マッカン(日本評論社)
『地域ブランドと地域経済』佐々木純一郎・石原慎士・野崎道哉(同友館)
『地域ブランド・マネジメント』和田 充夫 他(有斐閣)

『人間のための街路』バーナード・ルドフスキー(鹿島出版会)
『考現学』今和次郎(ドメス出版)
『考現学入門』今和次郎・藤森照信(ちくま文庫)
『Form Follows Finance』(Princeton Architectural Press)
『アメリカ大都市の死と生』ジェいん・ジェイコブズ(鹿島出版会)
『イギリスのガバナンス型まちづくり』西山康雄(学芸出版)
『発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学』ジェイン・ジェイコブズ(ちくま学芸文庫)
『 まちづくりと景観』田村明( 岩波新書)

【関連分野・関連科目(Related Study Fields and Courses)】

【備考(Notes)】

【添付ファイル1(File No.1)】
【添付ファイル2(File No.2)】
【添付ファイル3(File No.3)】
【リンク(URLs)】