【サブタイトル】 |
—金融論からのPPPへの接近— |
【講義の目的・内容】 |
金融システム論の受講者をおもな対象として、豊富に事例をとりあげながら、より深い、しかし、具体的な理解と問題意識の形成をめざす。最終的には、公民連携の金融版ともいえる、PFIの仕組みや問題点を金融理論に即して、正しく評価し、批判的な検討を加えられる能力と視角を養うことを念頭において指導を行う。
学期末には、演習問題を累次実施して力試しとともに、現実の問題意識と経済学の分析手法との架橋に努める予定。 |
【学修到達目標】 |
修士論文、特定課題研究の執筆に耐えうる金融に関する知識、理論的な理解の涵養・習得。 |
【講義スケジュール】 |
第1回目のゼミで、できれば、スケジュール表と私の問題意識を記述した資料を配布し、詳しい説明をおこなう。
具体的には、以下のように考えている。 第1回: オリエンテーション 2回 履修者の問題意識発表:各ゼミ生による論文制作の基本的な視角と問題意識の発表 3回 履修者の問題意識に対する担当講師からの関連情報提供 4回 関連論文の輪読(第1グループ、履修者数に応じてグループ数設定する) 5回 関連論文の輪読 各ゼミ生による研究の進捗状況の報告(第2グループ) 6回 関連論文の輪読(第3グループ) 7回 中間のまとめ 8回: 担当講師からの新たな問題提起など 9回 関連するテーマに関するゲスト講師によるレクチャー 10回 関連論文の輪読(第1グループ) 11回 関連論文の輪読(第2グループ) 12回 関連論文の輪読(第3グループ) 13回 まとめ 14回 ディスカッション 15回 履修者による期末レポートの発表
2年ゼミ生の報告に対する批判と討論 ●第11回以降: 以上のフォローアップなど |
【指導方法】 |
ゼミ形式による発表と討論を中心としたい。その場合、2年生は特定課題研究の進行状況報告と並行して進めることとなるであろう。 上記の「スケージュール」で示したとおり、1年生についも、最低2回以上の報告を予定している。 このほか、ゼミ生OBが自発的に集まって、地方在住のOBを巡回的に訪ねるという活動が続いています。 |
【事前・事後学修】 |
毎回、報告形式で行うので、発表者は事前の発表準備が必須。報告後は、フォローアップとして、次回に前回の質疑内容に対する適宜補足が求められる。 |
【成績評価の方法・基準】 |
出席、報告・討論、レポートを参照する。 成績評価の基準は、本研究科の成績評価基準に準拠する。
具体的には、 各回の出席・積極的な貢献、期末レポートの内容を各50点。合計90以上を S,80点以上をB、60点以上をC評価とする方針。
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【受講要件】 |
形式的な要件はとくになし。
ただ、実態としては、これまでのゼミ生の出身分野は、大手銀行、地方銀行、ファンドマネジャー、会計事務所、道路管理業者、ゼネコン、国際援助機関、法務関係省庁、中央省庁(霞が関)、地方官庁(県市を含む)職員、上下水道関係者、製造業分野の研究開発マネジメント、など極めて多岐にわたっている。その結果、卒業生OBの間では、重層的なネットワークが形成されている。 よって、院生の具体的・個人的な興味、職務との関係、繁閑なども踏まえながらも、相互啓発を重視する姿勢を重視しながら、ゼミ運営に心がけているので、ゼミ生にはこうした関係性を重視して戴きたい。 |
【テキスト】 |
必要に応じて、適宜、指示する方針。 |
【参考書】 |
私の金融基礎論の授業テキスト(『初めて学ぶ金融論』(現在改定中のため、絶版です))などを参照して欲しい。 |
【関連分野・関連科目】 |
なお、上下水道、道路の管理・運営整備などインフラの構築・更新、海外輸出などに関しても、関係する機会が少なくないので、関係者をゲストに呼ぶなどして、必要に応じて積極的に交流を図る予定。 |
【備考】 |
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【添付ファイル1】 |
【添付ファイル2】 |
【添付ファイル3】 |
【リンク】 |
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