政策評価論
担当者 高橋 陽一(タカハシ ヨウイチ)
年度 2019授業コード XM22037101 科目ナンバリング
対象年次 1~3 授業形態 実施形態
時間割 秋木6 開講キャンパス 大手町サテライト 教室
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目 タイプA
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

PPPに求められる「アカウンタビリティ」や「ステークホルダーのエンゲージメント」について、プログラム評価以降のエビデンスに基づいた手法・ツール等の適用を考える。

【講義の目的・内容】

PPPの事業評価に関する現状と課題を学び、評価学/社会的インパクト・マネージメント/システム思考/サービスデザイン思考/ビッグデータ解析/合意形成に関する先行研究など、他分野における実践知や手法の活用可能性を考える。後半のワークショップでは、公共施設再編(統廃合・機能複合化等)をターゲットに、前半で紹介した各種手法やツールの試行検証を行う。

【学修到達目標】

プログラム評価の考え方、実践のための各種手法・ツールの概要を理解できる。多様化・複雑化する事業の目的とステークホルダーを想定し、講義で学んだ手法・ツールを試行することができる。

【講義スケジュール】

1.ガイダンス
2.プログラム評価の概要
3.必要性評価及びセオリー評価(事業の目的と手段をどう評価するか)
4.ロジックモデルの策定(事例及び策定上の留意点や課題)
5.インパクト評価の手法と課題(公共インフラのインパクトをどう測るか)
6.効率性評価の手法と課題(貨幣価値換算を前提とした評価の課題)
7.システム思考とコレクティブ・インパクト(多様なステークホルダーとの協働、ループ図)
8.デザイン思考からサービスデザイン思考へ(ペルソナ・ジャーニーマップ等)
9.データ分析のためのツールとデータセット群(GIS、テクスト分析、BIツール等)
10.ワークショップの設計:ツール・手法群(特徴と課題)
11.施設再編シミュレーション1:現状と将来に関するデータ分析(ワークショップ形式)
12.施設再編シミュレーション2:ペルソナ、ループ図の策定(ワークショップ形式)
13.施設再編シミュレーション3:ロジックモデルの策定(ワークショップ形式)
14.施設再編シミュレーション4:評価指標及び方法の策定(ワークショップ形式)
15.定量と定性:評価のハイブリッド化を目指して(総括ディスカッション)

【指導方法】

講義とディスカッション(含むワークショップ形式)を中心に進めていきます。

【事前・事後学修】

・事前学修 設定されたテーマに関してそれぞれの実務や活動から得られる疑問や課題を探す
・事後学修 議論の結果から得られるそれぞれの実務や活動に与える影響や効果を考える

時間はおのおの合計30~60分程度を想定する。社会人大学院生は、実際に実務や活動している時間を利用して考察することを推奨します。

【成績評価の方法・基準】

以下を総合的に判断し、東洋大学大学院 成績評価基準に準拠して評価。
・ディスカッション等、講義への積極的な参加度合い:70%
・期末レポート(A4:1~2枚程度):30%

成績評価は各項目評価の合計点上位からS~Cを付与します。Sは90点以上とし履修者の概ね10%以内とします。Aは80点以上、Bは70点以上、Cは60点以上で、60点未満は不合格とします。

【受講要件】

講義中のディスカッションへの積極的な参加(講義は日本語で行います)。

【テキスト】

資料はToyoNet-ACEに事前掲載しますので、講義前に各自ダウンロードをお願いします。

【参考書】

添付ファイル参照

【関連分野・関連科目】

【備考】

講義スケジュール後半のワークショップの試行では、トライ&エラーにより実践へのフィードバック(気付き)が得られることを目指します。講師も様々な手法を自ら日々試行し、その気付きを講義にフィードバックするようにします。

【添付ファイル1】
政策評価論_参考書.pdf
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】