ジェンダーと法
担当者 今井 雅子(イマイ マサコ)
年度 2020授業コード 1400633001 科目ナンバリング
対象年次 3~4 授業形態 講義 実施形態
時間割 秋水4 開講キャンパス 白山 教室 1204教室
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

【講義の目的・内容】

 さまざまな問題に法がどのように対応しているかについて、ジェンダーの視点からとらえてゆく過程をつうじて、新たなものの見方を知ることを目的とする。
 国連を中心とするジェンダーの主流化の流れのなかで、各国の動向も視野に入れながら、日本におけるジェンダーをめぐる諸問題について、法制度に焦点をあてて考察してゆく。ジェンダーの平等の程度を示すジェンダー・ギャップ指数をみると、日本は2018年に世界で110位であった。これまでの最低を更新した前年の114位から4ランク上がったものの下位にとどまっているのはなぜか、一緒に考えてゆきたい。

【学修到達目標】

ジェンダーの視点という新たなものの見方を知る。
ジェンダーに敏感な考え方ができるようになる。

【講義スケジュール】

第1回  ジェンダーとは
第2回  国際社会の動向 ― ジェンダーの主流化
第3回  女性に対する暴力
第4回  セクシュアル・ハラスメント
第5回  性犯罪
第6回  性的少数者 ― LGBT
第7回  リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
第8回  家族:婚姻・離婚
第9回  DV・児童虐待
第10回 生殖補助医療
第11回 雇用における差別
第12回 ワーク・ライフ・バランス
第13回 ケア労働
第14回 ジェンダーの平等
第15回 まとめ

【指導方法】

講義にて行う。できるだけ具体的なトピックスを素材にして事例研究を行い、討論をしてゆく。
〈授業形態〉
ToyoNet‐ACEによる課題配信型授業と対面授業を組み合わせて行いますが、15回の授業のうち最大で5回程度(3週間ごと)は対面で行います。どの回が対面となるは、ToyoNet‐ACEで事前に連絡します。なお、新型コロナウイルス感染の事態が悪化した場合には、対面での授業を非対面に切り替える場合があります。

【事前・事後学修】

事前学習は、配布プリントを熟読して内容を理解しておく(60分程度)。
事後学習として、法におけるジェンダーの視点を考察する(60分程度)。

【成績評価の方法・基準】

【成績評価の方法】
授業の課題への回答(80%)および最終レポート(20%)

【成績評価の基準】
東洋大学の成績評価の基準による。

【受講要件】

性差別の問題に関心がある。

【テキスト】

プリントを配布する。

【参考書】

三成美保他『ジェンダー法学入門』(第3版)法律文化社 2019年(2500円)
辻村みよ子『概説 ジェンダーと法』信山社 2016年(2000円)
犬伏他編『レクチャー ジェンダー法』法律文化社 2012年(2500円)
浅倉むつ子監修『導入対話によるジェンダー法学』不磨書房 2005年(2400円)
その他は授業にて説明する。

【関連分野・関連科目】

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】