女将・総支配人論
担当者 内田 彩(ウチダ アヤ)
年度 2020授業コード 1E10380001 科目ナンバリング
対象年次 3~4 授業形態 講義 実施形態
時間割 秋金5 開講キャンパス 白山 教室 非対面授業(白山の同時双方向型授業)
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

旅館の「もてなし」、ホテルの「サービス」を学ぶ

【講義の目的・内容】

 世界的ホテル企業が展開するホテル・チェーンの成功要因の一つに、ホテルの運営責任者の総支配人の存在があげられ、各ホテル企業ともにその育成に力を注いでいる。一方で、旅館はホテルに比べると和風かつ情緒性のウェイトの高い宿泊産業であり、女将と呼ばれる女性経営者を顧客接点の責任者として活躍させるなど、情緒性を強調して個性化を図っている。
 本授業では宿泊施設の運営責任者であり、各宿泊施設の特色を体現する存在でもある支配人、女将から宿泊施設における運営責任者の役割を理解することを目的とする。

【学修到達目標】

・宿泊施設における運営責任者の重要性を述べることができる。
・授業を通して得た知識を用いて、総支配人、女将の役割について説明することができる。
・宿泊施設における運営の現状と課題を理解したうえで、その課題について解説することができる。

【講義スケジュール】

第1回 ガイダンス
第2回 宿泊業におけるマネジメント
第3回 ホテルにおけるマネジメント―支配人の役割-
第4回 ホテルの経営構造と運営組織
第5回 ホテルにおける支配人の仕事(ホテルのサービス) 
第6回 ホテルにおける人材育成
第7回 ホテルにおける総支配人の4つの役割
第8回 旅館運営組織
第9回 旅館における女将の仕事(旅館のもてなし)
第10回 日本におけるもてなしの変遷と役割(旅館のもてなしの変化)
第11回 事例-旅館における女将の仕事とは-
第12回 女将の役割
第13回 旅館における人材育成
第14回 宿泊業における運営責任者の役割と課題
第15回 総括と試験

【指導方法】

【授業形態】
・遠隔授業(同時双方向性型授業)と課題配信授業(オンデマンド型授業)を組み合わせた非対面授業を行う。
・授業資料の配布及び講義は、ToyoNet-Ace・Webex-meeting・ZOOM・Youtbe・GoogleとPDFファイルを利用しておこうなため、これらに対応した端末及びインターネット環境が必要である。
【授業内容】
・教員の講義を中心に授業を行い、テーマによってはゲストスピーカーを招聘する。
・授業ではToyoNet-Aceを通じてリフレクションペーパーを課す。これは授業において、受講者が何に疑問をもち、考え、学んだかについてまとめるものであり、受講者の理解度を測る。またこれを通して受講生の疑問・質問を受け付け、次回の授業について回答する予定である。
・習得度を測るため確認ミニテストを行う予定である。
・リフレクションペーパー、ミニテストはTOYOnet-ACEを利用する。

【事前・事後学修】

【予習】事前に紹介された文献や配布資料を熟読し、疑問点などについて整理しておくこと(90分)。
【復習】レジュメ・資料を配布するので、復習してくること(90分)。

【成績評価の方法・基準】

【成績評価の方法】
・授業内におけるリフレクションペーパー(10%)、ミニテスト(40%)、授業内試験(50%)を総合的に判断する。出席はToyoNet-Aceを通じて記録した資料を基に判断します。
【成績評価の基準】
・学習到達目標の理解・習得度を問うものとし、学内成績評価基準に則って評価する。

【受講要件】

・特に定めない。

【テキスト】

・配布プリントを用いるので特に指定しないが、必要に応じて随時紹介する。

【参考書】

・飯嶋好彦『サービス・マネジメント研究―わが国のホテル業をめぐって』文眞堂 2001年 3456円(税込)
・姜聖淑『女将のおもてなし経営』中央経済社 2013年 2860円(税込)
・杉原淳子・森重善三雄『新ホテル経営戦略論』嵯峨野書院 2009年 2592円(税込)
・仲谷秀一・テイラー雅子・中村光信『ホテル・ビジネス・ブック』中央経済社 2018年 1980円(税込)
・山村順次『日本の温泉地 : その発達・現状とあり方』日本温泉協会 1998年 2592円(税込)

【関連分野・関連科目】

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】