地域情報化と地域資源
担当者 山田 肇(ヤマダ ハジメ)
年度 2021授業コード XM22129501 科目ナンバリング
対象年次 1~3 授業形態 講義 単位数 2
時間割 春月7 開講キャンパス 大手町サテライト 教室 講義室
主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

【講義の目的・内容】

 高速ネットワークを地域に用意するのが地域情報化と捉えられていた時代は、すでに終わった。今では、高速ネットワークをどのように活用するかが焦点である。この科目では前半で、今日的な意味での地域情報化について、阻害要因の突破も含めて講義する。
 科目後半は地域資源の発掘と活用について講義する。その際にも、高速ネットワークを地域として活用する方法論を講義に盛り込む。
 なお、15回という講義回数に制限されてやむを得ず分断されているが、地域資源に関わる講義は科目「シティ・マネジメントⅥ:地域ビジネスモデル」に継続する。

【学修到達目標】

 政策動向を理解したうえで、地域情報化を地域資源の発掘と活用に利用できる知識を身に着けることが目標である。

【講義スケジュール】

 講義スケジュールは今のところ次の通りだが、受講生の分布や関心によって変更する可能性がある。

  第1回 ガイダンス(講義の概要)

情報通信による社会の変革について講義する。
  第2回 情報通信の発展と経済社会
  第3回 スマート農業への道
  第4回 社会資本の長寿命化とICT
  第5回 教育とICT
  第6回 健康医療介護とICT

情報通信の利活用を一層進めるために必要な施策について講義する。
  第7回 個人情報の保護と活用
  第8回 政治における情報通信の活用と政治の役割

地域資源の発掘と活用について講義する。これらの講義は科目「シティ・マネジメントⅥ:地域ビジネスモデル」に続く。
  第9回 地域資源とは何か
  第10回 伝統工芸から発展したビジネス
  第11回 地域にある資源を活かす
  第12回 地域としての観光開発
  第13回 スポーツを資源に

講義をまとめ、受講生がレポートを発表する。
  第14回 講義のまとめ
  第15回 受講生による調査レポートの発表

【指導方法】

 講義の後に十分時間を設け、教員とあるいは受講生同士で討論する発展的な学習を提供し、受講生自身の理解を助ける。また、科目に関連するニュース等について教員/受講生で討論する場合もある。
 受講生からの質問は講義中以外にもメールで受け付け、個別指導を実施する。

【事前・事後学修】

 事前学修 翌週の内容に関してそれぞれの実務や活動から得られる疑問や課題を探す。
 事後学修 講義の結果から得られるそれぞれの実務や活動に与える影響や効果を考える。
 時間は各々合計30~60分程度を想定する。社会人大学院生は、実際に実務や活動している時間を利用して考察することを推奨する。

【成績評価の方法・基準】

 レポートによって、地域情報化を地域資源の発掘と活用に利用できる知識を身に着けたが評価される。
 レポート70%、講義における相互討論への積極的参加30パーセント。評価基準は東洋大学大学院の成績評価基準に準拠する。

【受講要件】

 科目「シティ・マネジメントⅥ:地域ビジネスモデル」を継続して履修することで、地域資源の発掘と活用に関する理解が促進されるように講義を提供する。

【テキスト】

 指定しない。

【参考書】

 藤子プロ・山田肇監修、「ドラえもん社会ワールド 情報に強くなろう」(小学館、2018)

【関連分野・関連科目】

 科目「シティ・マネジメントⅥ:地域ビジネスモデル」

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】