公民連携演習⑤
担当者 石田 三成(イシダ ミツナリ)
年度 2021授業コード XM22129605 科目ナンバリング
対象年次 1~3 授業形態 演習 単位数 2
時間割 春火6 開講キャンパス 大手町サテライト 教室 演習室
主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

経済学の視点から地方財政を考える

【講義の目的・内容】

本科目では、地方政府(日本では都道府県や市町村に相当)の経済活動を経済学の視点から分析します。たとえば、「地方分権のメリットやデメリットは何か」、「中央政府(国)と地方政府はどのような公共サービスを担うべきか」、「国から地方への補助金はどうあるべきか」といったテーマが含まれます。この授業では、経済学という分析ツールを使ってこうした議論を体系的に理解するとともに、我が国の地方財政をめぐる諸問題について考えていきます。

【学修到達目標】

経済学の視点から地方財政の現状や課題、地方分権のあり方について考えられるようになること。

【講義スケジュール】

各講義の基礎となっている教科書の章番号およびタイトルは以下の通りです。書籍情報の詳細については下部の「教科書」の項目を参照してください。

第1回:ガイダンス
第2回:我が国の地方財政の現状
第3回:「第1章 地方財政入門」 
第4回:「第2章 地方財政の機能(1)」※2.1節および2.2節
第5回:「第2章 地方財政の機能(2)」※2.3節および2.4節
第6回:経済学で用いる数学について
第7回:「第3章 地方財政の理論(1)」※3.1節および3.2節
第8回:「第3章 地方財政の理論(2)」※3.3節および3.4節
第9回:「第4章 地方分権の経済的・政治的帰結(1)」※4.1節
第10回:「第4章 地方分権の経済的・政治的帰結(2)」※4.2節および4.3節
第11回:「第5章 地方税と地方の財政責任(1)」※5.1節および5.2節
第12回:「第5章 地方税と地方の財政責任(2)」※5.3節および5.4節
第13回:「第6章 政府間財政移転の理論(1)」※6.1節および6.2節
第14回:「第6章 政府間財政移転の理論(2)」※6.3節および6.4節
第15回:「第7章 わが国の政府間関係の実際と課題(1)」※7.1節および7.2節

【指導方法】

この講義は輪読形式で行われます。レジュメをPDF形式またはPowerPoint形式で作成し、ToyoNet-Aceに掲載して全員で共有します。また、非対面で講義に参加する場合は、Webex MeetingsまたはZoomを利用して行いますので、これらに対応した端末及びインターネット環境が必要です。

【事前・事後学修】

事前学修では、予定されたテーマに関する教科書を読んで、それぞれの実務や活動の立場から想定できる疑問や課題を整理してください。事後学修では、講義や質疑の結果からそれぞれの実務や活動に与える影響や効果を考えてください。事前学修および事後学修に充てる時間はおのおの30~60分程度を想定します。社会人大学院生は、実際に実務や活動している時間を利用して考察することを推奨します。

【成績評価の方法・基準】

報告内容(60%)とディスカッション(40%)への参加度合いをもとに、東洋大学の成績評価基準にしたがって評価を行います。

【受講要件】

学部レベルのミクロ経済学に関する知識を有しているか、経済学基礎を履修中もしくは履修済みであることが望ましい。

【テキスト】

佐藤主光『地方財政論入門』新世社、2009年、2,800円+税

【参考書】

 なし

【関連分野・関連科目】

 経済学基礎

【備考】

 質問は講義内およびメールで受け付けます。

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】