【サブタイトル】 |
市場と政府の役割を考える |
【講義の目的・内容】 |
公共サービスを提供するにあたり、政府部門と民間分門でどのように役割を分担すべきかという議論は、公民連携の理論において極めて重要なテーマです。本科目では、公民連携の理論を本格的に学ぶための準備段階として、なぜ政府部門による市場経済への関与・介入(公共サービスの提供や各種規制の実施など)が求められるのかをミクロ経済学の視点から学習します。 |
【学修到達目標】 |
ミクロ経済学の基本的な考え方を使って、政府による関与や介入の効果を理解できるようになること。 |
【講義スケジュール】 |
各講義の基礎となっている教科書の章番号およびタイトルは以下の通りです。書籍情報の詳細については下部の「教科書」の項目を参照してください。
第1回:ガイダンス 第2回:「序章 市場と政府の役割分担」 第3回:「第1章 経済の全体像」 第4回:「第2章 需要と供給」 第5回:「第3章 供給曲線」 第6回:「第4章 生産者余剰、可変費用、帰属所得」 第7回:「第5章 需要曲線の導出と総余剰」 第8回:「第6章 参入規制」 第9回:「第7章 市場介入」 第10回:「第8章 外部不経済」 第11回:「第9章 規模の経済:独占」 第12回:「第10章 外部経済と公共財」 第13回:「第11章 道路と市場の失敗」 第14回:「第12章 労働市場」 第15回:まとめ
第2回以降の講義の大まかな概要は次の通りです。第2回では、市場と政府の役割分担に関する経済学の考え方を大まかに展望します。第3回から第9回までは、財やサービスの消費者と生産者の行動原理を分析することを通じて、市場メカニズムを利用することの利点や政府がいたずらに市場に介入することの非効率性について学びます。第10回から第14回までは、市場メカニズムは必ずしも万能ではなく、政府による介入が求められるケースも存在することについて学びます。 |
【指導方法】 |
この講義は輪読形式で行われます。講義資料はPDF形式またはPowerPoint形式でToyoNet-Aceに掲載しておきますので、講義前までに入手してください。非対面で参加される方は、WebexMeetingsまたはZoomを利用して行いますので、これらに対応した端末及びインターネット環境が必要です。 |
【事前・事後学修】 |
事前学修では、予定されたテーマに関する教科書を読んで、それぞれの実務や活動の立場から想定できる疑問や課題を整理してください。事後学修では、講義や質疑の結果からそれぞれの実務や活動に与える影響や効果を考えてください。事前学修および事後学修に充てる時間はおのおの30~60分程度を想定します。社会人大学院生は、実際に実務や活動している時間を利用して考察することを推奨します。 |
【成績評価の方法・基準】 |
おもに計算問題からなる課題(レポート形式)の得点(100点満点)をもとに、東洋大学の成績評価基準にしたがって評価を行います。 |
【受講要件】 |
なし |
【テキスト】 |
八田達夫『ミクロ経済学 Expressway』東洋経済新報社、2013年、2,800円+税 |
【参考書】 |
神取道宏『ミクロ経済学の力』日本評論社、2014年、3,200円+税 |
【関連分野・関連科目】 |
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【備考】 |
質問は講義内およびメールで受け付けます。 |
【添付ファイル1】 |
【添付ファイル2】 |
【添付ファイル3】 |
【リンク】 |
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