シティ・マネジメントⅥ
担当者 山田 肇(ヤマダ ハジメ)
年度 2021授業コード XM22125901 科目ナンバリング
対象年次 1~3 授業形態 講義 単位数 2
時間割 秋月7 開講キャンパス 大手町サテライト 教室 演習室
主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

 地域ビジネスモデル

【講義の目的・内容】

 地域資源をどのように発掘し活用するかが、地域ビジネスモデルの要である。15回という講義回数に制限されてやむを得ず分断されているが、この科目は「地域情報化と地域資源」に継続して提供されるものである。
 地域ビジネスモデルの要点には、競争と協調の併存、情報通信の活用、知的財産の活用の三点があり、さらにその先に顧客中心のビジネスモデルがある。この科目では、これらそれぞれについて講義していくが、特に、多くの受講生にとって初出となる知的財産については基礎知識を四回に渡って講義する。

【学修到達目標】

 地域資源の発掘と活用のビジネスモデルに関わる知識を身に着けることが目標である。

【講義スケジュール】

 講義スケジュールは今のところ次の通りだが、受講生の分布や関心によって変更する可能性がある。

  第1回 ガイダンス(講義の概要)

科目「地域情報化と地域資源」で提供したケースを分析し、ビジネスモデルの共通項を引き出す。
  第2回 ケーススタディの振り返り
  第3回 地域資源活用ビジネスの共通項
  第4回 ビジネスモデルとは何か

集積による競争と協調について改めて講義する。
  第5回 競争と協調の併存に関わるケーススタディ

情報通信の活用について改めて講義する。
  第6回 情報通信の活用に関わるケーススタディ

知的財産権について基礎を講義する。
  第7回 地域資源と商標権
  第8回 地域資源と著作権
  第9回 地域資源と特許権
  第10回 技術を利用した地域創生

顧客中心のビジネスモデルとして、リビングラボについて講義する。
  第11回 リビングラボ(海外事例)
  第12回 リビングラボ(国内事例)
  第13回 ユーザビリティとアクセシビリティ

講義をまとめ、受講生がレポートを発表する。
  第14回 講義のまとめ
  第15回 受講生による調査レポートの発表

【指導方法】

 講義の後に十分時間を設け、教員とあるいは受講生同士で討論する発展的な学習を提供し、受講生自身の理解を助ける。また、科目に関連するニュース等について教員/受講生で討論する場合もある。
 受講生からの質問は講義中以外にもメールで受け付け、個別指導を実施する。

【事前・事後学修】

 事前学修 翌週の内容に関してそれぞれの実務や活動から得られる疑問や課題を探す。
 事後学修 講義の結果から得られるそれぞれの実務や活動に与える影響や効果を考える。
 時間は各々合計30~60分程度を想定する。社会人大学院生は、実際に実務や活動している時間を利用して考察することを推奨する。

【成績評価の方法・基準】

 レポートによって、地域資源の発掘と活用のビジネスモデルに関わる知識を身に着けたが評価される。
 レポート70%、講義における相互討論への積極的参加30パーセント。評価基準は東洋大学大学院の成績評価基準に準拠する。

【受講要件】

 科目「地域情報化と地域資源」から継続して履修することで、地域資源の発掘と活用に関する理解が促進されるように講義を提供する。

【テキスト】

 指定しない。

【参考書】

 藤子プロ・山田肇監修、「ドラえもん社会ワールド 情報に強くなろう」(小学館、2018)

【関連分野・関連科目】

科目「地域情報化と地域資源」

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】