地域金融論
担当者 藤木 秀明(フジキ ヒデアキ)
年度 2021授業コード XM22118101 科目ナンバリング
対象年次 1~3 授業形態 講義 単位数 2
時間割 秋金7 開講キャンパス 大手町サテライト 教室 演習室
主たる使用言語 日本語 実務教員科目 タイプA
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

地方創生における金融機関の役割、地域プロジェクトを支えるファイナンスを考える。

【講義の目的・内容】

高度成長期以降、現在に至るまで地域開発は大きな課題であるが、時代により大きな変遷を遂げている。そうした地域開発を支えるファイナンス(金融、財政)も、特にバブル期以降のこの20年間に大きな変化を続けている。そうした中で、これからの地域プロジェクトを支えるファイナンスをどうデザインしていくかを考える。
まずは、地域開発の変遷をたどった上で、主な地域開発プロジェクトを金融の視点から再整理を行う。その後、この20年間で行われた金融システム及び地方財政の変革を概括し、今後の地域プロジェクトを考える上で参考となるこれまでの地域プロジェクトの資金調達等の事例及び主要トピックスについて整理・分析をする。

【学修到達目標】

今後の地域プロジェクトを支えるファイナンス手法について、柔軟かつ多面的に考えることができる基礎的素養・能力を習得する。

【講義スケジュール】

1.イントロダクション(予備知識等)
2.我が国の地域政策の変遷
3.金融制度改革と地域金融に与えた変化
4.リレーションシップバンキングと地域金融改革
5.政府系金融機関と公的信用保証
6.地方財政が直面する課題
7.地域金融機関と地方公共団体(1)
8.地域金融機関と地方公共団体(2)
9.PPP/PFIと地域金融機関
10.地域金融行政改革と地域連携
11.地域金融機関と地域活性化
12.地域金融機関と地域産業育成
13.地方創生やSDGsと地域金融
14.地域金融の未来
15.レポート発表、まとめ
※上記内容は、受講者の関心、政策動向や社会動向の変化に応じ変更することがある。

【指導方法】

パワーポイントや関連資料を毎回配布する。
質疑応答、議論を通じて、現在の地域金融の状況をより深く理解し、解決策を考える視点を明らかにしていきたい。

【事前・事後学修】

事前事後学修
事前学修 翌週の内容に関してそれぞれの実務や活動から得られる疑問や課題を探す
事後学修 講義の結果から得られるそれぞれの実務や活動に与える影響や効果を考える
時間はおのおの合計30~60分程度を想定する。社会人大学院生は、実際に実務や活動している時間を利用して考察することを推奨する。

【成績評価の方法・基準】

期末レポート(テーマ:「今後の地域に求められるプロジェクトとそのファイナンス手法」、分量:A4 3ページ程度)
成績評価の方法・基準:
講義への貢献度(効果的な問題提起、積極的な提案等)及び以下の視点によるレポートへの評価による。
① 具体性、実践性  ② 独自性、独創性  ③ 論理性、簡潔性

【受講要件】

特にない。

【テキスト】

テキストは使用しない。

【参考書】

講議の中で必要に応じ提示する。

【関連分野・関連科目】

公民連携専攻前期科目「金融論基礎」(担当;藤木秀明)

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】