マクロ経済学
担当者 千明 誠(チギラ マコト)
年度 2024授業コード 1210008001 科目ナンバリング
対象年次 2~4 授業形態 講義 実施形態 対面
時間割 秋月1
秋木1
開講キャンパス 白山 教室 1102教室
1102教室
単位数 4 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分 必修科目(2年次)
授業回数 30回
受講対象学科 経済学科
【サブタイトル】

一国経済の動きを理解する

【講義の目的・内容】

【講義の目的・内容】
マクロ経済学は経済学の基礎的知識であり、景気循環やインフレーション、デフレーションなどの一国経済に係る経済現象や、そうした経済現象に対する政府による財政政策や中央銀行による金融政策の効果について考察する。
本講は、マクロ経済学の基本概念と基礎理論を閉鎖経済モデルを用いて論ずる。
本講の講義内容は、3年次以降の「金融論」、「財政学」等の専門科目を理解するために不可欠な知識であり、また「ゼミナール」を履修するためにも修得しておくべき知識である。

【学修到達目標】

(知識・理解の観点)
IS=LMモデルや総需要=総供給モデルを理解し、説明することができる。
(思考・判断の観点)
グラフなどを用いて政策分析を行うことができる。
(関心・意欲の観点)
新聞や雑誌などの経済記事を積極的に読み、内容を理解し、説明することができる。

【講義スケジュール】

本講義は半期集中で週2回開講する。
予定(詳しくは第1回で説明する)
第1回 0.イントロダクション
第2回 1.国民所得統計と物価指数
        経済活動と国内総生産
第3回    物価指数
第4回 2.マクロ経済の長期均衡
        総供給
第5回    総需要
第6回    長期均衡
第7回 3.労働市場
        労働供給         
第8回    労働需要   
第9回    労働市場の均衡       
第10回 4.生産物市場
        消費関数
第11回    投資関数
第12回    生産物市場の均衡
第13回 5.貨幣市場
        貨幣供給       
第14回    貨幣需要
第15回    貨幣市場の均衡
第16回 まとめ1(予定)
第17回 6.IS=LMモデル(1)
       IS=LMモデルとは
第18回     45度線モデルと乗数分析
第19回  IS曲線 LM曲線
第20回 短期均衡
第21回 7.IS=LMモデル(2)
        安定化政策とショック
第22回    ショックと経済変動
第23回    財政・金融政策の効果    
第24回 8.総需要=総供給モデル
        総需要曲線
第25回    総供給曲線
第26回    短期均衡と長期均衡
第27回    財政・金融政策の効果(再考)
第28回 9.安定化政策の運営
        金融政策の運営
第29回     財政政策の運営
第30回 まとめ2
*まとめ1とまとめ2で2回試験を行う予定だが、日程・方法等の詳細は講義開始後にアナウンスする。特に最終試験は定期試験期間に実施する可能性もあるので、スケジュールを空けておくこと。

【指導方法】

・対面授業(講義形式)で行う。
・資料はToyoNet-ACEで配信する。
・課題等の解説はToyoNet-ACEの掲示板や講義時に行う。
・資料配布にかかわらず、必ず自分でノートを作成すること。
・質問はToyoNet-ACEの掲示板や電子メールを利用すること。
 (Webexや電子メールは東洋大学のアカウントを利用し、必ず件名を付けること)

【事前・事後学修】

事前学習: テキストや配布資料の該当箇所を読み、理解できる点、理解できない点をはっきりさせて講義に臨む。(90分)
事後学習:「マクロ経済学演習」で用いた演習問題をすべて自分の力で解けるように学習する。(90分)

【成績評価の方法・基準】

試験:70%(中間:30%、最終:40%) 知識・理解、説明力
授業への貢献度・課題:30% 知識・理解、学習態度
両方の試験を受験した者が評価の対象となる。ひとつでも不受験の者は評価対象外となるので注意すること。
また、正確な試験日程および内容等の詳細は講義中にアナウンスするので、必ず確認すること。
【評価の基準】
東洋大学の成績評価基準に準拠する。

【受講要件】

必修科目である。

【テキスト】

特に指定しない(第1回講義で説明する)。

【参考書】

マンキュー『マクロ経済学』I&II 東洋経済新報社
中谷 巌『入門マクロ経済学』第5版 日本評論社
井堀利弘『入門マクロ経済学』新世社 
大竹『スタディガイド・入門マクロ経済学・第5版』日本評論社
そのほか講義時間中に適宜指示する。

【関連分野・関連科目】

「事前・事後学習」で述べたように、「マクロ経済学演習」を履修することが極めて望ましい。また、効率的に講義を進めるために、受講者が、以下の科目について単位を既に取得しているか平行履修していることを前提とする。
「経済学入門A/B」「経済数学1A/B」「経済数学1演習A/B」
 「ミクロ経済学A/B」「ミクロ経済学演習」「経済数学2A/B」「経済数学2演習A/B」

【備考】

 SDG1.貧困をなくそう SDG2.飢餓をゼロ SDG3.すべての人に健康と福祉を SDG8.働きがいも経済成長も SDG9.産業と技術革新の基盤をつくろう SDG10.人や国の不平等をなくそう

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】