【サブタイトル】 |
都市郊外農村におけるコミュニティの実態とまちづくりの実践 |
【講義の目的・内容】 |
本科目は、真のグローバル人材を育成することを目的とし、現場主義に立脚した「地域づくり」を学ぶとともに、学生一人ひとりが「哲学」を獲得することを目指し設立したものである。 本科目では、京都市郊外の「樫原」(かたぎはら)地域を対象として、住民コミュニティに関する調査を実施するとももに、まちづくり活動に実際に参加し、それらの成果を報告書にまとめる。樫原(旧名岡村)は江戸期に宿場町として栄えた農村であった一方、昭和の高度成長期以降は住宅街としての開発が盛んとなった地域である。そうした経緯から、この地域では、旧来の村的なコミュニティと、新住民を含めた町内会的なコミュニティが重なるようにして存在している。この調査をとおして、異なる立場の住民をいかに取り込んで地域を発展させることができるのかを考える。 研修をとおして、地域コミュニティの問題への理解を深め、現場での実践的行動力、課題解決力、および、コミュニケーション能力の向上を図ることを目的としている。 |
【学修到達目標】 |
・日本の都市・農村コミュニティおよび地域振興(まちづくり)に関する基本的な知識を得る ・地域密着型フィールドワークの手法を習得する ・自ら集めたデータをもとに分析し、提案をすることで課題解決力を養う ・住民と関わりあいながらグループワークを進めることで、コミュニケーション能力を向上させる |
【講義スケジュール】 |
(1) イントロダクション(主旨説明) (2) 日本の都市・農村および調査対象地に関する基礎知識 (3) 地域振興(まちづくり)に関する基礎知識 (4) グループ分けと現地調査の手法 (5) 農山漁村の地域振興の問題および対策に関する情報収集 (6) 農山漁村の地域振興の問題および対策に関して発表 (7) フィールド調査計画の企画、課題の検討 (8) フィールド調査計画の課題目標の決定 |
【指導方法】 |
・基礎知識、調査手法などについては対面形式で行う ・フィールドワークはグループの主体性を重視する ・フィールドワークは夏季休暇中に実施する 状況によっては、対面での授業を非対面に切り替える場合があります。 授業資料の配布及び講義は、ToyoNet-Ace, Webex Meetings, YouTube, Googleと、PDFファイル、Wordファイル、PowerPointファイルを利用して行いますので、これらに対応した端末及びインターネット環境が必要です。 質疑応答はToyoNet-Aceで行いますが、その際は実名で投稿してください。また、Webex Meetingsを使う場合は、リアルタイムでの意見交換の機会を設けます。 |
【事前・事後学修】 |
各講義のテーマに関する情報収集、整理を事前に行っておくこと。講義後は毎回ミニレポートを提出し、各自の振り返りを共有する。事前のほうは、取り組み時間はおおむね60分程度、事後はおおむね90分程度。 |
【成績評価の方法・基準】 |
講義への参加度(20%)、出席、ミニレポートの内容(30%)、フィールドワークでの成果、発表および報告書の内容(50%)を総合的に勘案し、学内基準に基づいて評価を行う。 |
【受講要件】 |
京都市内で参与観察・インタビューによる調査を行い、報告書を執筆するのに十分な日本語運用能力を有すること。現地調査に際して日程を確保し、費用を支出できること。 |
【テキスト】 |
各講義前にAceで配信する。参考文献は随時講義内で紹介する。 |
【参考書】 |
各講義前にAceで配信する。参考文献は随時講義内で紹介する。 |
【関連分野・関連科目】 |
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【備考】 |
調査日程・費用等の詳細はAce「国際地域学研修」のページ(https://www.ace.toyo.ac.jp/ct/course_2509151)を参照のこと。 |
【添付ファイル1】 |
【添付ファイル2】 |
【添付ファイル3】 |
【リンク】 |
https://www.ace.toyo.ac.jp/ct/course_2509151
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