スポーツ健康科学実技ⅠA38(バド)
担当者 田代 浩二(タシロ コウジ)
年度 2025授業コード 100B001038 科目ナンバリング
対象年次 1~4 授業形態 実技 実施形態 対面
時間割 春月4 開講キャンパス 清水町 教室 アリーナ①
単位数 1 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

バドミントン

【講義の目的・内容】

本科目は「スポーツ健康科学・実技(Ⅰ)・(Ⅱ)・(Ⅲ)・(Ⅳ)」の内容を含みます。本セメスターは、対面授業を基本としたカリキュラムで構成されます。授業のスケジュールほか「ToyoNet-ACE(manaba)」にて事前に連絡します。詳細は第1回の授業(対面・清水町スポーツセンター)で説明します。

 この施設「総合スポーツセンター」が開設を迎えたのは2011年の春、そう東日本大震災の時でした。ここ一帯は大きな被害こそありませんでしたが、世の中は大混乱で物資不足の中、何とかオープンさせていったことを思い出します。昨年正月の能登地震の爪痕はまだまだ癒えることはありませんし、2024年も実に多くの自然災害に見舞われたことを忘れずに、今をしっかり掴まえて豊かな日々を重ねていきましょう。
 そしてまた、COVID-19状況下で私たちは多くのことを考え、学びました。何よりも自分自身や近親の「健康」について思わない日はありませんでした。そしてこの日々は今日も続き、刻々と様相を変えていくことでしょう。私たちは「健やかにある」ように、自分自身の思考を再設定、言うならば「OSのアップデート」を重ねなければなりません。さらに膨大な情報を適時・的確に読み解くチカラをつけて、試していきましょう。
さて、この施設は、まだまだ美しく爽やかに保たれています。ここには、たくさんのスタッフのみなさんや、スポーツを愛する学生のみなさんのココロが紡いでくれた今日があります。今期、スポーツ健康科学にエントリーしてくれるみなさんも是非、このマインドを未来へ繋いでいただきたいと思っています。体育が伝えたいことは「愛と夢」です。本当です。

 本授業では、感染症も含めた「自然の力」を意識下に置きつつ、主体的にカラダを動かすことをテーマに、それぞれのアプローチで「健やか」を体感・獲得することを目指します。モチーフとするスポーツは「バドミントン」です。掛け替えのない「対面の機会」「笑顔と汗」に、日々の「オリジナルOS」の状態を「試す」「験す」場です。その時を楽しみに、ココロ・カラダ・アタマをフレッシュに、そしてクラスの関係性を高めながら、みんなで「安心」「元気」をともに構築しましょう。

【学修到達目標】

それぞれが許容された環境で、運動・スポーツを通して多くの学びを創出する「やり方」「楽しみ」を模索、再構築する。そのために、主体的にカラダを動かすことができる準備(感染対策や熱中症対策など)を理解し、再構築する。

スポーツを通して、自分の思考や運動(身体)や他者との関わり方の特性「クセ」を知り、主体的で健康的なライフスタイル拡充への一助となる糧を獲る。それは「自分との付き合い方」「コミュニティの育て方」つまり「グループをつくるチカラ」である。また「安全」は「ゼロ・ベース」と考え、それを拡充することを意識する。

未来へ向けて、効果的で楽しい運動習慣「Daily Fitness」を構築できるようになる。授業内外での情報や知見を験したり、クラスの仲間と共有したりして、運動習慣への「コンテンツ」や「プログラミング」の理解・獲得を意識する。

以下、このクラスでの時間、機会をより主体的に楽しむために、学びを増幅させるために…

「種目特性」「ルール」等を知る。
「運動特性」「基本的スキル」の獲得に向かう。
「ゲームスキル」「チームワーク」の向上を意識する。

バドミントン(ネット型スポーツ)の特性を理解する。
バドミントンのルールとゲーム進行を知る。

【講義スケジュール】

第1回:ガイダンス ☞本授業のスタイルとテーマについて。
第2回:授業の“環境設定”&授業ガイダンス補足。アイスブレイク①「Go Action! “PAPAZOW”とあそぼう」。「フリーゲーム」…先ずは「やってみよう」。主に「シングルス」。
第3回:アイスブレイク②「Go Action! 続“PAPAZOW”とあそぼう」。
「フリーゲーム」…種目の特性やゲームの進行(シングルス)を理解しよう。
第4回:チーム編成。「フリーゲーム」@ダブルス…チームごとにダブルスの特性やゲームの進行を理解しよう。
第5回:「トーナメント戦」@シングルス。
第6回:「トーナメント戦」@ダブルス/チーム。
第7回:チーム対抗戦①。シングルス。
第8回:チーム対抗戦②。ダブルス。対抗戦の結果発表と評価(アセスメントとチーム解散)。
第9回:ランキング・チャレンジ①。ガイダンス。
第10回:ランキング・チャレンジ②。
第11回:ランキング・チャレンジ③。
第12回:ランキング・チャレンジ④。
第13回:最終ランキング発表。フリーゲーム。
第14回:まとめとふりかえり。フリーゲーム。
第15回:フリーゲームなど。

※対面授業の拡大・縮小や「休講」などがあれば、スケジュールを随時更新します。
※「第16回」については終盤に応談・判断した上で決定します。
※講義スケジュールはクラスが進みながら変化する性質のものです。各回の内容は授業を通して相談したり、お伝えします。ご理解ください。

【指導方法】

詳細は第1回の授業で説明します。基本は「対面」での実技演習です。田代がテーマを投げかけ、基本的なアクティビティなどをプレゼン、みなさんが実践するというオーソドックスなスタイルです。内容としては「バドミントン」のゲームが中心ですが、最初の頃は様々なアクティビティを実施します。楽しいハズです。
この授業では、みなさんが「主体」です。授業の基本方針、考え方として「主体的学び」ということを重視して展開します。あるいは「正解」「基準」という捉え方を疑う、つまり「固定観念の打開」を目指す「思考のトレーニング」です。自ら考え動き、状況をつくり続けましょう。大切なことは「?」「問い」をつくり出すこと、その問いにみんなで取り組むことです。

【事前・事後学修】

自身の「健やか」「健康」「安全安心」とは何か。自分のこととして捉え、日々更新してください。
日々の暮らしはもちろん、特に「スポーツ」は普段以上の心身のパフォーマンスを必要とします。「ノルマ」や「規定値」などはありませんが、自分自身を高めるように意識して過ごしてください。心身は不二・不分の概念です(心身一元)が、端的に「カラダ」からアプローチすることをお勧めします。「散歩」程度でも構いません。日々、自分から動いてくださいね。「やらされる体育」からの脱却を念頭においてみましょう。
運動方法やプログラミング、加えて該当スポーツ種目の特性やルール、昨今の動向などにも注視して、情報をキャッチしみましょう。

【成績評価の方法・基準】

授業参加の様子・状況が50〜70%です。2回or3回「アセスメント」を「manaba」に投稿または授業内で小レポートの書き込みをする予定です。このアセスメントが20〜30%です。
この授業は「体験的な学び」の機会を前提としています。つまり全体として「出席」は大変重要です。他方、田代の観察や見立てによる「関係性の構築」に纏わる取り組みも同様に重要です。これは専門的には「グループをつくるチカラ」といいます。詳細は授業で適時お伝えしたいと思います。

【受講要件】

必ず健康診断を受診すること。なお必要に応じて、健康状態を医務室に問い合わせることがあります。

【テキスト】

特にありません。必要に応じて資料など、授業やmanabaにアップします。

【参考書】

特にありません。参考になる場合、授業やmanabaにてご案内します。

【関連分野・関連科目】

アドベンチャー教育、グループ・ダイナミクスほか。

【備考】

 まだまだ、「気の抜けない」状況です。しかし、これまでに類を見ない「学び」の機会でもあります。もちろん、みなさんの不安や期待に寄りそって行く所存です。対面授業の不安などについては遠慮なくご相談ください。また必ず「健康診断」を受診してください。履修手続き上「必須」ですが、自身の「いま」を知ることはとても大切です。

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】