国際経済学(金融・通貨)/国際経済Ⅱ(金融・通貨)
担当者 益田 安良(マスダ ヤスヨシ)
年度 2025授業コード 1F10142001 科目ナンバリング
対象年次 1~4 授業形態 講義 実施形態 非対面(オンデマンド)
時間割 秋月6 開講キャンパス 赤羽台(INIAD) 教室 教室未使用(未設定)
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

為替レート・資本移動と通貨制度、米国・欧州経済、世界経済

【講義の目的・内容】

"・ミクロ・マクロの経済学を修得した上で、視野を世界に広げ、開放経済の仕組みとグローバル経済のトピックスを理解することを目的とする、本科目では、国際経済分野の後半として、国際金融、国際通貨について学ぶ。まず国際収支の仕組みを理解し、為替レートに関する理論と政策を学び、その上で国際通貨制度の変遷、通貨統合の考え方を学び、開放経済学の体系を修得する。さらに米国、EUの経済、あるいは世界経済全体の動向に関して学ぶ。
・本科目は、ミクロ経済学、マクロ経済学を修得していない学生にとっては、理解が難しいと思われる。ミクロ・マクロ経済学未履修者は、ミクロ経済学・マクロ経済学を履修した上で、本科目は次学期以降に履修することが望ましい。
・講義は、ToyoNet-ACEに掲示したレジュメをもとに行う。各自、授業の前に、ダウンロードし、そのレジュメや教科書・参考書において予習することが好ましい。"

【学修到達目標】

"・為替レートの基礎理論を理解し、友人に説明できる。
・為替政策、通貨制度選択、通貨制度の変遷について考え、論ずることができる。
・開放マクロ経済学の体系を理解し、友人に語ることができる。"

【講義スケジュール】

"第1回:科目ガイダンス・授業運営方針、国際経済を見る視点
第2回:国際収支の仕組みと現状
(第Ⅰ部:外国為替市場と為替レート)
第3回:外国為替市場と為替レート
第4回:為替レートの決定理論
(第Ⅱ部:開放マクロ経済学)
第5回:外国貿易と国民所得
第6回:開放経済のマクロ経済政策(マンデル=フレミング・モデル)
第7回:国際資本移動と資本規制
(第Ⅲ部:国際通貨システム・国際資本市場)
第8回:国際通貨システム・通貨制度
第9回:経済のグローバル化と世界標準
第10回:通貨危機
(第Ⅳ部:世界経済・欧米経済とEU統合)
第11回:米国経済とドル
第12回:欧州経済、EU統合とユーロ
第13回:世界経済の現状・展望、諸課題
第14回:【期末テスト】とその解説"

【指導方法】

"・ToyoNet-ACEに掲示したレジュメをもとに講義を行う。(テキストは、購入しなくて良いが、予習・復習時に該当章を参照することが望ましい。)
・各自授業の前日以前にダウンロードし、講義において閲覧できるようにすること。
・授業中に演習問題を行うことがある。時折レポート提出を課すことがある。
・14回目に期末テストを行う。"

【事前・事後学修】

"・事前学習:ToyoNet-ACEからダウンロードしたPPTレジュメにて、次回講義の概要を把握し、理解が困難な場合は予め推奨されている参考書にて自習すること。取組時間の目安は30分。
・事後学習:講義後早い時期にPPTレジュメや参考書を用いて理解を確認する。取組時間の目安は60分。講義内容を理解できなかった者は、より丁寧に復習を願いたい。
・期末テストの前には、過去13回分のレジュメを読み返し、基礎概念を理解しキーワードを記憶して臨むこと。"

【成績評価の方法・基準】

"・期末テストは「選択問題」、第2回~第13回の講義内容から出題する。
・評点(配点)は、毎回の小テスト評点が40%、期末テストが60%、合計100%。
・成績評価基準は、東洋大学の基準、及び情報連携学部の基準に従う。"

【受講要件】

情報連携学部・情報連携学科2~4年。

【テキスト】

"勝悦子『新しい国際金融論』有斐閣, 2011年. (2900円+税)
佐々木百合『国際金融論入門』新生社, 2017年.(2900円+税)
大川昌幸『コア・テキスト国際経済学(第2版)』新世社, 2015年. (2650円+税)
谷内満『国際金融と経済』成文堂, 2015年. (2500円+税)"

【参考書】

田安良編『グローバル・エコノミー入門』勁草書房, 2011年. (3000円+税)東京経済大学国際経済グループ『私たちの国際経済(第3版)』有斐閣, 2013年. (2200円+税)岩本武和他『グローバル・エコノミー(第3版)』有斐閣, 2012年. (2400円+税)石田修他『現代世界経済をとらえる Ver.5』東洋経済新報社, 2010年. (2000円+税)岩本武和『国際経済学 国際金融編』ミネルヴァ書房, 2012年. (3000円+税)石川城太『国際経済学をつかむ〔第2版〕』有斐閣, 2015年. (2200円+税)浦田秀次郎・小川英治・澤田康幸『はじめて学ぶ国際経済』有斐閣, 2022年. (2000円+税)石田修他『現代世界経済をとらえる Ver.5』東洋経済新報社, 2010年. (2000円+税)クルーグマン Paul R.他『クルーグマン国際経済学 理論と政策』東洋経済新報社, 2016年. (10,000円+税)益田安良・浅羽隆史『四訂 金融経済の基礎』経済法令研究会、2025年. (2500円+税)益田安良『グローバルマネー』日本評論社, 2000年. (1600円+税)内閣府『世界経済の潮流』最新刊

【関連分野・関連科目】

国際経済Ⅰ(貿易・開発)(毎年度春学期開講)。マクロ経済学

【備考】

 

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】