企業金融と金融健全性/金融論Ⅱ(企業金融・システム)
担当者 益田 安良(マスダ ヤスヨシ)
年度 2025授業コード 1F10144001 科目ナンバリング
対象年次 1~4 授業形態 講義 実施形態 非対面(オンデマンド)
時間割 秋火6 開講キャンパス 赤羽台(INIAD) 教室 教室未使用(未設定)
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

金利・株価、企業の資金調達、金融危機とシステム健全化策

【講義の目的・内容】

"・内外の経済において重要性を増す金融について、その理論・構造、及び企業などが金融をどう用いるべきかを論ずる。本科目では、金融経済学の後半として、金利・株価・為替レートの基礎理論を学び、企業の資金調達の諸ツールを学ぶ。その上で、日本の企業金融の構造をと問題点を理解し、世界・日本の金融システム安定化策について考察する。
・本科目は、ミクロ経済学、マクロ経済学を修得していない学生にとっては、理解が難しいと思われる。ミクロ・マクロ経済学未履修者は、ミクロ経済学・マクロ経済学を履修した上で、本科目は次学期以降に履修することが望ましい。
・講義は、ToyoNet-ACEに掲示したレジュメをもとに行う。各自、授業の前に、ダウンロードし、そのレジュメや教科書・参考書において予習することが好ましい。"

【学修到達目標】

"・金利・株価・為替レートの基礎理論を理解し、友人に説明できる。
・企業の資金調達の諸ツールについて考え、論ずることができる。
・日本の企業金融の構造をと問題点を理解し、世界・日本の金融システム安定化策について友人に語ることができる。"

【講義スケジュール】

"第1回:科目ガイダンス・授業運営方針、金融とは何か?
第2回:金融取引と金融市場、価格・金利
第3回:投資収益率・割引現在価値と金融資産選択
第4回:企業の資金調達
第5回:債券市場と金利
第6回:株式市場と株価
第7回:企業金融(ファイナンス)の理論と現状・問題点
第8回:中小企業金融の問題点と課題
第9回;家計の資産形成と年金制度
第10回:資産価格とバブルの形成・崩壊
第11回:銀行の健全性と預金保護
第12回:日本の金融規制・制度
第13回:グローバルプルーデンス政策とバーゼル規制
第14回:【期末テスト】とその解説"

【指導方法】

"・ToyoNet-ACEに掲示したレジュメをもとに講義を行う。(テキストは、購入しなくて良いが、予習・復習時に該当章を参照することが望ましい。)
・各自授業の前日以前にダウンロードし、講義において閲覧できるようにすること。
・授業中に演習問題を行うことがある。時折レポート提出を課すことがある。
・14回目に期末テストを行う。"

【事前・事後学修】

"・事前学習:ToyoNet-ACEからダウンロードしたPPTレジュメにて、次回講義の概要を把握し、理解が困難な場合は予め推奨されている参考書にて自習すること。取組時間の目安は30分。
・事後学習:講義後早い時期にPPTレジュメや参考書を用いて理解を確認する。取組時間の目安は60分。講義内容を理解できなかった者は、より丁寧に復習を願いたい。
・期末テスト前には、過去13回分のレジュメを読み返し、基礎概念を理解しキーワードを記憶して臨むこと。"

【成績評価の方法・基準】

"・期末テストは「選択問題」、第2回~第13回の講義内容から出題する。
・評点(配点)は、毎回の小テスト評点が40%、期末テストが60%、合計100%。
・成績評価基準は、東洋大学の基準、及び情報連携学部の基準に従う。"

【受講要件】

情報連携学部・情報連携学科2~4年。(ただしミクロ経済学、マクロ経済学修得者が望ましい)

【テキスト】

"益田安良『経済再興のための金融システムの構築』金融財政事情研究会, 2020年.
家森信善『金融論(第2版)』中央経済社,2022年.(2200円+税)
藤木裕『入門テキスト 金融の基礎』東洋経済新報社,2022年.(3200円+税)
益田安良・浅羽隆史『四訂 金融経済の基礎』経済法令研究会、2025年. (2500円+税) "

【参考書】

"益田安良『中小企業金融のマクロ経済分析』中央経済社、2006年.(2500円+税)
中島真志『入門 企業金融論』東洋経済新報社,2015年.(2800円+税) 
岩村充『企業金融講義』東洋経済新報社、2005年.(4200円+税) 
後藤康雄『中小企業のマクロ・パフォーマンス』日本経済新聞出版社,2014年(5200円+税)
翁百合『金融危機とプルーデンス政策』日本経済新聞出版社、2010年.(4620円)
天谷知子『金融機能と金融規制』金融財政事情研究会、2012年.(2520円)
藤田勉『グローバル金融制度のすべて』金融財政事情研究会、2012年.(4200円)
大山剛『バーゼルⅢの衝撃』東洋経済新報社、2011年.(2520円)
野崎浩成『トップアナリストがナビする金融の「しくみ」と「理論」』同文舘出版,2015年.(2800円+税)"

【関連分野・関連科目】

金融論Ⅰ(市場・構造)(毎年度春学期開講)

【備考】

 

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】