ユーザ・エクスペリエンス論E/ユーザ・エクスペリエンス・デザイン論Ⅰ
担当者 石川 徹(イシカワ トオル)
年度 2025授業コード 1F10270101 科目ナンバリング
対象年次 2~4 授業形態 講義 実施形態 対面
時間割 秋水1 開講キャンパス 赤羽台(INIAD) 教室 4201教室
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

情報視覚化、データビジュアリゼーション

【講義の目的・内容】

さまざまな情報を目に見える形で表現し、データの背後に潜むパターンを発見するための技法は、一般にビジュアリゼーション(可視化、視覚化)とよばれている。本講義では、情報の可視化とデータビジュアリゼーションに関する基本的な考え方と手法について、基礎的な理解を得ることを目的とする。とくに、データの種類に応じた可視化手法の選択、わかりやすい可視化表現(表、グラフ、ダイアグラム)の作成、与えられた可視化表現の適切な理解のためのスキルを身につけることを目指す。また、場所のエクスペリエンスという視点から都市空間と場所情報の視覚化を考え、頭の中(心の中)のまちのイメージを重視した都市の情報整備について議論する。この講義での学習とスプレッドシートやRを用いたビジュアリゼーション演習作業を通して、情報の表現とデザインをコミュニケーションという視点からとらえ、わかりやすい表やグラフを作成することの意義を理解するとともに、ユーザーの理解を助けるための情報ビジュアリゼーションについて考えることができるようになることを目指す。

【学修到達目標】

情報視覚化(ビジュアリゼーション)の目的と基本的な考え方を学び、さまざまな統計データの効果的な表現と分析の方法、複数の可視化手法の連携、位置情報の可視化と地図表現、都市空間におけるビジュアリゼーション、ナビゲーションとランドマークなどについて理解することを目標とする。

【講義スケジュール】

"1.ビジュアリゼーションとは?
(1)ユーザーエクスペリエンス、情報デザイン、ビジュアリゼーション
(2)情報の可視化とその目的
2.データ構造と情報可視化
(3)データの種類と構造、統計データの可視化、表とグラフ
(4)散布図とヒストグラム,データの代表値、ボックスプロット
(5)多次元データ、階層型データ、時系列データ
(6)テキストの可視化、メタファー、複数の可視化手法の連携
3.講義前半のまとめ
(7)中間テスト/レポート
4.位置情報とビジュアリゼーション
(8)場所のビジュアリゼーション、地図による表現
(9)場所の情報と主題図、視覚変数、コロプレスマップ
(10)比例シンボルマップ、ビジュアリゼーションとコミュニケーション
5.都市空間とビジュアリゼーション
(11)場所のエクスペリエンス、ナビゲーションとランドマーク
(12)都市情報のデザイン、ユーザにやさしいナビゲーション
(13)「頭の中の地図」の可視化、場所のエクスペリエンス再考
6.講義後半のまとめ
(14)期末テスト/レポート"

【指導方法】

毎回の授業は講義とレポート課題のセットで進める。講義内容の理解を確認し各自の考えを深めるためのレポート課題への回答作業も授業中におこない、毎週授業時間内に提出する。

【事前・事後学修】

 

【成績評価の方法・基準】

最終成績は授業参加度(出席)および毎週のレポート課題の提出状況と中間・期末テストの得点を総合的に考慮して評価する。

【受講要件】

 

【テキスト】

"『都市空間のエクスペリエンス』石川徹(著),古今書院,2025.
『意思決定を助ける情報可視化技術』伊藤貴之(著),コロナ社,2018."

【参考書】

"『情報可視化』髙間康史(著),森北出版,2017.
『UXデザインの教科書』安藤昌也(著),丸善出版,2016."

【関連分野・関連科目】

 

【備考】

 

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】