コンピュータ・システム論E
担当者 豊山 祐一(トヨヤマ ユウイチ)
年度 2025授業コード 1F10242101 科目ナンバリング
対象年次 2~4 授業形態 講義 実施形態 対面
時間割 秋月4 開講キャンパス 赤羽台(INIAD) 教室 3114教室
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

OSの仕組みと、コンピュータのハードウェア制御を学ぶ

【講義の目的・内容】

"OS(オペレーティング・システム)は、コンピュータを制御する基本的で重要なソフトウェアです。本講義は、OSの仕組みを理解するためにシンプルなリアルタイムOSを作っていきます。実際にOSのAPIをプログラムすることにより、その機能と使用方法をより深く学ぶことができます。
またOSはコンピュータのハードウェアを直接制御するソフトウェアです。OSを作ることにより、コンピュータのハードウェア制御の基本を学ぶことができます。"

【学修到達目標】

"・リアルタイムOSの作成を通じ、その基本的な仕組みを理解する
・コンピュータのハードウェアレベルでの動作の仕組みと制御の方法を理解する
・最終的には、実際のマイコンで動作するOSを自ら設計し実装するだけの力を身につける"

【講義スケジュール】

" 第1回: 作成するOSの概要と開発環境
 第2回: マルチタスク
 第3回: スケジューラとレディキュー
 第4回: システムタイマとタスクの時間待ち
 第5回: タスクの同期・通信(1) 起床と起床待ち
 第6回: タスクの同期・通信 (2) イベントフラグ
 第7回: タスクの同期・通信 (3) セマフォ
 第8回: タスクの同期・通信 (4) メッセージバッファ
 第9回: 前半のまとめ
 第10回:マイコンの起動と初期化
 第11回:割込みとタイマ
 第12回:OSをマイコンで実行
 第13回:スタックとディスパッチ
 第14回:後半のまとめ
"

【指導方法】

通常の対面講義の形式で実施します。講義の中で適宜、プログラミングの演習を行います。

【事前・事後学修】

本講義は全体を通して、リアルタイムOSを作成していきます。毎週出題される課題を次の講義までに解いてくることを前提として進めます。課題に取り組む時間を確保するようにしてください。

【成績評価の方法・基準】

①講義への積極的な参加、②演習課題の提出物により評価します。

【受講要件】

"C言語によるプログラムが書けることを前提として授業を進めます。原則として、下記に示される科目をあらかじめ履修すること。

・プログラミング言語&コンピュータシステム演習I (C言語)
"

【テキスト】

各回の講義に対応したオンライン教材を事前に提供します。

【参考書】

 

【関連分野・関連科目】

"・プログラミング言語&コンピュータシステム演習I (C言語)
・コンピュータシステム演習Ⅲ (T-Car演習)"

【備考】

 

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】