全学総合J/SDGs実践講座(-17ゴールへの第一歩-)/総合Ⅳ/全学総合J(SDGs講座-17ゴールへの第一歩-)
担当者 金子 律子(カネコ リツコ)
年度 2025授業コード 1900422002 科目ナンバリング
対象年次 1~4 授業形態 講義 実施形態 非対面(同時双方向)
時間割 秋金5 開講キャンパス 白山 教室 非対面授業(白山の同時双方向型授業)
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

【講義の目的・内容】

 「SDGs(Sustainable Developmental Goals)」とは、2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す、17項からなる国際目標である。本講義の目的は、このSDGsについて、その理念と各ゴールに対する具体的な取り組みを体系的に学ぶことである。さらに、この学びを「自分ごと」として理解し、「自らの行動や選択を学生生活の中で具体的に変化させて行く」ことで、在学中、あるいは卒業後に国内外の社会で活躍できる人材に成長することを目指す。
なお、本講義受講期間中にSDGsに繋がる活動をスタートしていただく。社会貢献センター(ボランティア支援室)等で実施する活動、若しくは自身での活動を通じて、本講義の学びを「自分ごと」にする。これらの活動を踏まえ、グループでの最終発表および各自の最終レポートをまとめる。
また、本講座終了後、受講者には東洋大学SDGsアンバサダーへの登録を推奨します。

【学修到達目標】

 受講生は、以下の力を涵養し獲得することが期待される:
1.SDGsの理念と具体的な取り組みを「自分ごと」として理解する力
2.「自分ごと」として理解したことを、主体的な行動として行動変容につなげる力
3.課題・問題を発見する力
4.他者と関わりチームとして成果をあげる力

【講義スケジュール】

1.1)学長挨拶(矢口 悦子 学長)
  2)本学のSDGs取り組み状況説明等(金子 律子 生命科学部教授)
3)「外国にルーツを持つ若者のキャリアをめぐる課題と当事者の経験」及びアイスブレイク/ディスカッション(堀本 麻由子/ラウフ アルーサ アアリー 文学部准教授/大学院教務課職員)
2.シティズンシップを育くむとは―SDGs実践との関係から―(堀本 麻由子 文学部准教授)
3.能登半島記ー被災記者が記録した300日の肉声と景色ー(前口 憲幸(外部講師 北陸中日新聞七尾支局長))
4.世界と日本の子どもの貧困について考えよう(小野 道子 福祉社会デザイン学部准教授)
5.カーボンニュートラルの実現に向けて私たちは何ができるか?(小瀬 博之 総合情報学部教授)
6.移民・難民と私たち:共生社会へのカギ(南野 奈津子 福祉社会デザイン学部教授)
7.対話的な深い学びへのアプローチ(堀本 麻由子 文学部准教授)
8.ジェンダー・セクシュアリティから社会を考える(勝又栄政(外部講師 卒業生))
9.開発途上国の生活環境改善に向けて(北脇 秀敏 国際学研究科)
10.VUCAの時代に豊かなキャリアをどう作るのか?(榊原 圭子 社会学部教授)
11.見える飢餓と見えない飢餓ー植物科学からの挑戦ー(廣津 直樹 生命科学部教授)
12.まちや住まいの持続可能性を妨げない建築設計(伊藤 暁 理工学部教授)
13.水道水を考える(大塚 佳臣 総合情報学部教授)
14.平和と公正をすべての人にー中東から考えるー(子島 進/佐藤 麻利絵 国際学部/国際学部 非常勤講師・筑波大学助教)
15. 最終グループ発表

【指導方法】

・授業は学内外の講師による講義と質疑応答、および受講生によるグループ・ディスカッションを中心とする。
・ディスカッションに際しては、ファシリテーター、タイムキーパー、書記などの役割を分担し、全員でグループ運営の責任を担ってもらう。
・授業終了後、リアクションペーパーを提出してもらい、文章作法の観点から添削を行った上で返却することで文章力の向上を図る。

【事前・事後学修】

・事前学習については、各回の講義のレジュメを事前にToyoNet-Aceにアップするので、それを講読し必要に応じて参考文献を参照すること。(15~30分)
・事後学習については、授業の内容を振り返り、疑問点や自分の意見等をまとめたリアクションペーパーを作成して提出すること。また、添削後返却されたリアクションペーパーを検討すること。さらに、学期末にはグループでの議論をまとめ、グループ発表を行うこと、そして授業全体を通して学んだことを最終レポート(各自)にまとめて提出すること。

【成績評価の方法・基準】

・成績評価は、①授業への参加度(発言の度合いやディスカッションに積極的に参加しているかどうか)30%、②リアクションペーパー(30%)、③グループ発表(20%)、④最終レポート(20%)、①+②+③+④=100%で評価する。
・成績評価の基準は「東洋大学成績評価基準」に基づく。

【受講要件】

・この授業の対象学年は1~4年の全学年である。
・この授業ではボランティア支援室ホームページ内の「SDGs実践講座」の要項を熟読のうえ、履修動機を提出すること。(ホームページでの周知は7月頃を予定)
・履修動機の提出がない場合は履修登録をしても受講できない。
・履修者が定員を超えた場合は抽選となる場合がある。

【テキスト】

・特定のテキストは使用しない。必要に応じて資料を提供する。

【参考書】

授業中に指示するもの。

【関連分野・関連科目】

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】