スポーツ健康科学実技ⅠB1(バスケ)
担当者 谷釜 尋徳(タニガマ ヒロノリ)
年度 2025授業コード 100B002001 科目ナンバリング
対象年次 1~4 授業形態 実技 実施形態 対面
時間割 秋月1 開講キャンパス 清水町 教室 アリーナ①
単位数 1 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

バスケットボール

【講義の目的・内容】

※本科目は、スポーツ健康科学実技I・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳの内容を含みます。詳細については第1回目の授業時に説明します。
※本科目の講義場所は東洋大学総合スポーツセンター(板橋区清水町)です。詳細は「履修登録のしおり」を確認して下さい。

 バスケットボールは、年間を通して天候に左右されずに楽しむことができるスポーツで、現在、世界中に普及しています。
 皆さんは、バスケットボールの授業といえば、まずはシュート、ドリブル、パスといった基礎技術を地道に練習して、学期の最後にようやくゲーム形式(5対5)にたどり着けるものだと思っていませんか。
 しかし、基礎技術がどれだけ上達しても、それをゲーム中に発揮できなければ全く意味がなくなってしまいます。基礎技術の習得は、あくまでゲームを楽しむための「手段」であって、「目的」ではないからです。
 この授業では、それとは逆の発想を持ち、まずゲームを楽しむことから始めます。こうすることで、バスケットボールというゲームの全体像を理解することができたら、今度はゲームで成功するために最低限必要な技術や戦術を身につけていけばいいのです。
 具体的な授業の進め方は、まずは入念に準備運動をしたうえで、ゲーム形式の学習を繰り返し行ないます。また、ゲームの合間を利用して、ゲームを楽しむために必要な技術・戦術を、ポイントを絞って解説していきます。そして、その内容を意識した上で、再度ゲーム形式の学習にもどっていくことで、ゲームの質の向上をはかります。
 授業を行なう「総合スポーツセンター」のアリーナは、正式なバスケットボールのコートがゆとりを持って2面取れる広々とした施設で(シャワー完備)、バスケットボールをするために最適な環境が整えられています。
 もちろん、この授業の履修者は、経験者だけではなく、全くの初心者も大歓迎です。バスケットボールが苦手な学生も、ゲームを繰り返していくことで、学期の中頃になると十分にゲームで活躍できるようになります。
 この授業の目的は、「バスケットボールのゲームを楽しむこと」です。数多くのゲームを通して、バスケットボールの楽しさを存分に味わってほしいと思います。

【学修到達目標】

①バスケットボールのゲームを楽しむことができる。
②バスケットボールのゲームに必要な技術・戦術を理解し、自ら攻め方や守り方を工夫して、主体的にゲームや練習に取り組める。
③バスケットボールという集団スポーツを通して、他者との協調性を学ぶ。

【講義スケジュール】

第1回  本科目の受講説明(ガイダンス)
第2回  ゲーム形式の学習 +オフェンスの基本原則①(ディフェンスとの対峙関係の原則)
第3回  ゲーム形式の学習 +オフェンスの基本原則②(イーブンナンバーの原則)
第4回  ゲーム形式の学習 +オフェンスの基本原則③(アウトナンバーの原則)
第5回  ゲーム形式の学習 +各ポジションの役割①(ガード)
第6回  ゲーム形式の学習 +各ポジションの役割②(フォワード)
第7回  ゲーム形式の学習 +各ポジションの役割③(センター)
第8回  ゲーム形式の学習 +戦術を工夫して戦う①(1on1の駆け引き)
第9回  ゲーム形式の学習 +戦術を工夫して戦う②(2on1の駆け引き)
第10回 ゲーム形式の学習 +戦術を工夫して戦う③(2on2の駆け引き)
第11回 ゲーム形式の学習 +戦術を工夫して戦う④(3on2の駆け引き)
第12回 ゲーム形式の学習 +モーションオフェンスの習得
第13回 ゲーム形式の学習 +ナンバープレーを使って攻める①(セットオフェンス)
第14回 ゲーム形式の学習 +ナンバープレーを使って攻める②(スローイン)
第15回 到達目標の確認、ふりかえり等
以上のスケジュールは、あくまで予定です。受講生の要望や必要性に応じて、内容を若干変更することもあります。

【指導方法】

【指導方法】
①ゲーム形式(5対5)の学習を中心として展開し、まずはバスケットボールのゲームの全体像を理解します。
②ゲームを繰り返していくなかで、バスケットボールに必要な技術や戦術が明確になってきますので、毎回、ゲームの合間を利用して技術・戦術の解説および指導を行ないます。
③怪我予防のために、毎回授業のはじめに十分な準備運動を行います。

【事前・事後学修】

①必要に応じて、翌週の授業テーマに関連する映像(YouTubeなど)を指定しますので、事前に確認して授業に参加して下さい(約10分)。
②必要に応じて、授業で取り上げた技術・戦術的な内容をToyoNet-ACEにアップしますので、確認をして授業内容を復習して下さい(約10分)。

【成績評価の方法・基準】

参加意欲・態度(40%)、授業内容の理解度(30%)、技術・戦術面の習熟度(30%)などから総合的に評価します(東洋大学の成績評価基準に準拠します)。
なお、授業回数の3分の1を超える欠席は、成績評価の対象としません。
欠席・遅刻は、大きな減点対象となります。

【受講要件】

※必ず健康診断を受診すること。なお、必要に応じて健康状態について、医務室に問い合わせることがあります。

【テキスト】

必要に応じて授業時に資料を配布します。

【参考書】

日本バスケットボール協会編『バスケットボール指導教本 改訂版』大修館書店、2014年(税込2,268円)

【関連分野・関連科目】

【備考】

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】