デザイン理論/ユーザ・エクスペリエンス・デザインⅡ
担当者 石川 徹(イシカワ トオル)
年度 2026授業コード 1F10258101 科目ナンバリング
対象年次 2~4 授業形態 講義 実施形態 対面
時間割 春月1 開講キャンパス 赤羽台(INIAD) 教室 講義室
単位数 2 主たる使用言語 日本語 実務教員科目
授業科目区分
授業回数
受講対象学科
【サブタイトル】

ユーザーエクスペリエンス基礎〜ユーザーエクスペリエンスと人間中心デザイン〜

【講義の目的・内容】

人間と人工物の関わりを広く扱うユーザーエクスペリエンスの研究と実践においては、さまざまなモノ(製品、サービス、情報、ウェブサイト)や場所(まち、都市空間、スペース)を利用するユーザーのエクスペリエンス、すなわちユーザーの思い、考え、感じ方を理解することが重要となる。本講義では、ユーザーと製品・サービス・場所のインタラクションという観点からユーザーエクスペリエンスに関するさまざまな基本的テーマについて考え、ユーザーである人間(私たち、みなさん自身)の心理的な評価や認知的な側面に焦点をあてながら、その理論と実践の基礎を具体例とともに学ぶ。日常的にもよく使われる「わかりやすい」、「利用者にやさしい」、「心地よい」といった言葉の意味を「エクスペリエンス(経験、体験)」という視点から考え、モノ・サービスのデザインとエクスペリエンスの評価をデータにもとづいて実証的におこない、人間中心デザインを実現することの重要性と楽しさを理解することを大きな目標とする。

【学修到達目標】

ユーザーエクスペリエンスの基本的な考え方を学び、ユーザーの視点からみた「いいデザイン」、「使いやすいシステム」、「わかりやすい情報」、「心地よい都市空間」を考え、ユーザーの経験を評価し「いい体験」を作り出すための手法の基礎を身につけることを目標とする。また、ユーザーエクスペリエンスについて、モノやサービスだけではなく私たちの身のまわりの空間にも視野を広げて考えることの面白さを理解する。

【講義スケジュール】

第1回 ユーザーエクスペリエンスとは?(1)ユーザーエクスペリエンスの考え方、いい体験・楽しい経験を作り出す【オンデマンド】*履修登録期間より視聴可能
第2回 ユーザーエクスペリエンスとは?(2)ユーザーエクスペリエンスのプロセス、人間中心デザイン
第3回 情報デザインとコミュニケーション(1)ユーザビリティとユーザー体験、ユーザーエクスペリエンスの目標
第4回 情報デザインとコミュニケーション(2)情報の表現とコミュニケーション、エクスペリエンスと情報デザイン
第5回 ユーザーによる情報の知覚と処理(1)人間の五感とユーザーによる情報の理解、見る・聞く・触る
第6回 ユーザーによる情報の知覚と処理(2)人間が使うコンピュータ、ユーザーとのインタラクション
第7回 講義前半のまとめと中間レポート課題作業
第8回 ユーザーエクスペリエンス評価の考え方(1)ユーザーの体験(思い、考え、感じ方)をどう評価する?
第9回 ユーザーエクスペリエンス評価の考え方(2)「いい」、「使いやすい」、「楽しい」とは? まちのイメージ
第10回 アフォーダンスの理論と応用(1)アフォーダンスとは? 何ができる/何をしてくれる?
第11回 アフォーダンスの理論と応用(2)アフォーダンスを利用したデザイン、見ただけでわかる?
第12回 場所のエクスペリエンス(1)わかりやすい都市とは? まちをデザインする? 人間が感じる都市空間
第13回 場所のエクスペリエンス(2)場所情報の表現と利用、都市のナビゲーションと情報デザイン
第14回 ユーザーエクスペリエンスとユニバーサルデザイン【オンデマンド】
第15回 講義後半のまとめと期末レポート課題作業

【指導方法】

毎回の授業は講義とレポート課題のセットで進める。講義内容の理解を確認し各自の考えを深めるためのレポート課題への回答作業も授業中におこない、毎週授業時間内に提出する(オンデマンド回のレポート課題については指定された期日までに提出する)。レポート課題については、さらに考察を深めるためのヒントとなる優れた回答を講義内で紹介し、解説するとともにフィードバックをおこなう。質問などは授業後の教室や講義Slackで随時受け付ける。

【事前・事後学修】

事前学修としてMOOCs掲載の資料に目を通してその週の講義テーマと内容を理解し、自分の学習目標と疑問点を整理して授業に臨むこと(60分程度)。また事後学修として講義資料をもとに各回の講義内容を復習し、テキスト・参考書を読むとともに、適宜出題される発展課題に取り組むこと(60分程度)。

【成績評価の方法・基準】

最終成績は授業参加度(出席)および毎週のレポート課題の提出状況(20%)と、中間レポート課題および期末レポート課題の得点(80%)を総合的に考慮して、東洋大学の成績評価基準に準拠して評価する。

【受講要件】

ユーザ・エクスペリエンス科目群の2年次最初の必修科目(ユーザーエクスペリエンス基礎)となるため、受講要件として事前の習得科目等は設定しないが、ユーザーエクスペリエンスについて広くユーザーの視点から考えるための興味と問題意識をもちながら受講することを推奨する。

【テキスト】

『都市空間のエクスペリエンス』石川徹(著),古今書院,2025.
『UXデザインの教科書』安藤昌也(著),丸善出版,2016.

【参考書】

『Web制作者のためのUXデザインをはじめる本』玉飼真一他(著),翔泳社,2016.

【関連分野・関連科目】

本講義では、ユーザーエクスペリエンスおよび人間中心デザインを考えるための基礎となる人間の心理・認識・行動に関する知識を身につけるため、関連諸分野の研究を紹介しながら学習を進める。

【備考】

 

【添付ファイル1】
【添付ファイル2】
【添付ファイル3】
【リンク】

オンデマンド回の講義資料についてはMOOCsおよび講義SlackでURLを提示する。 

<本学の授業について>
 本学では、13週の通常授業期間内で13回の通常授業及び、その他に2回分のオンデマンド授業等を開講する形態を採用しています。各回の教室内授業は90分で実施され、合計15回分の授業時間を担保する講義スケジュールを基本としています。
※一部科目では、授業期間、授業回数および授業形態等が異なる場合がありますので、授業の詳細はシラバス等で必ず確認してください。

[注]
 教員の指導のもとで、事前・事後学習を含めて1単位45時間の学修時間を担保することが求められます。
 なお、本学では、大学設置基準等の法令に基づき、年間35週以上の授業日程(学年暦)を定め、通常授業期間のほかに、T-Weeksにおける特別授業期間、夏季・春季セッション期間における集中授業等を実施する授業日程としております。